【2月18日 CGTN Japanese】中国で桜の名所として知られる湖北省(Hubei)武漢市(Wuhan)の武漢大学(Wuhan University)は15日、新型コロナ感染対策を支援するため中国各地から同市に派遣された医療従事者のための桜の花見会を3月19日に開催すると発表しました。

 2020年の桜の開花時に、中国各地から武漢市に派遣されコロナ対策の最前線で奮闘していた医療従事者にとって、武漢にいるにもかかわらず花見ができなかったことは心残りとなり、「感染が収束したら、ぜひ武漢に行ってお花見したい」との声が多く聞かれました。これを受けて武漢大学は、2021年から23年まで3年連続で、そうした医療従事者を大学に招いて花見会を開催することを発表しました。2021年には桜が最も美しい2日間(3月13日と14日)に花見会を開催しました。全国のコロナ対策医療従事者とその家族計1万2000人余りが桜を観賞し、共に新型コロナと闘った友人との再会を楽しみました。

 武漢大学は今年、「最も美しい桜の花盛りをコロナ対策の英雄に贈る」との招待状を贈りました。3月19日はコロナ対策医療従事者だけに開放し、一般の予約は受け付けません。また、コロナ対策医療機関の関係者は、同大がオンライン上に設けるグリーン通路を通じて、花見シーズン期間中のいずれかの時期に入校登録して花見をすることができるとのことです。(c)CGTN Japanese/AFPBB News