【2月15日 AFP】(更新)ウクライナのドミトロ・クレバ(Dmytro Kuleba)外相は15日、西側の同盟国と進めてきた外交努力により、懸念されていたロシアの侵攻を回避できるようになったと明らかにした。

 クレバ外相は記者団に対し、「われわれと同盟国は、ロシアが事態をさらにエスカレートさせるのを防ぐことに成功した。すでに2月中旬に入っているが、外交は機能し続けていることが分かるだろう」と話した。

 ロシア国防省は15日、ウクライナ国境近くに配備されている兵士10万人以上のうち一部が軍事演習を終え、基地に帰還し始めたと発表した。

 ただ、クレバ氏は、国境沿いの緊張は依然高まったままであり、ロシアは残りの部隊を撤収させる必要があると強調した。(c)AFP