【2月15日 AFP】3月4日に月に衝突する見通しの使用済みロケットについて、米宇宙開発企業スペースX(SpaceX)製ではなく、中国製であることが分かった。衝突軌道を最初に突き止めた天文学者のビル・グレイ(Bill Gray)氏が先週末、当初予測の誤りを認めた。

 実際に月に衝突する見通しなのは、2014年に中国の月探査機「嫦娥5号T1(Chang'e-5 T1)」の打ち上げに使われたロケットのブースター。

 宇宙ごみの規制強化を訴える天文学者のジョナサン・マクダウエル(Jonathan McDowell)氏はツイッター(Twitter)で今回の誤認について「深宇宙の物体は正確に追跡できないという問題を浮き彫りにした」と指摘した。(c)AFP