【2月15日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)に参戦するアルファタウリ(AlphaTauri)の角田裕毅(Yuki Tsunoda)は、2022年シーズンの新車「AT03」は「とても格好いい」と話し、成績向上につながることを期待している。

 21歳の角田は昨季のドライバーズ選手権で合計32ポイントに終わり、アルファタウリ史上最多となる合計110ポイントを稼いだチームメートのピエール・ガスリー(Pierre Gasly)の陰に隠れてしまった。

 新シーズンに向けたチームの新車発表会に際し、角田はスペイン・バルセロナ(Barcelona)で次週から始まる最初のテストでこのマシンを走らせるのを楽しみにしていると話した。

 2022年シーズンからのルール変更に伴う新たな改良点としては、タイヤのサイズがこれまでの13インチから18インチに拡大され、マシンの外観も変更されているなどの点がある。

 角田はチームのプレスリリースで新車が「とても格好いい」とし、「もちろん、まだサーキットで実物を見ていないが、新しい形と(ブルーと白のカラーリングを含めて)デザインは本当にクールだ」と述べた。

 また、昨季の最終第22戦アブダビGP(Abu Dhabi Grand Prix 2021)を自己ベストの4位で締めくくり、それを2022年シーズンの踏み台にしたいとして、「ペースを上げて、一貫性のある走りをしたい」と意気込みを見せ、「そのためにやるべきことは分かっている」と話した。

「昨年の終盤3~4レースで見せたような仕事ができれば、良いスタートになる。簡単なことではないけれど、達成できると確信している」

 角田はタイヤの変更についても影響はないとの認識を示し、すでにシミュレーターで新モデルをテストしたことも明かした。

「全体的にマシンがかなりシャープになった感覚がある。動きがシャープで長い距離を走ると、大きなホイールがまったく違うフィーリングを与えてくれる」

「フォーミュラ2(F2、FIA F2選手権)でレースしていたので、この感覚は前にも経験がある。そのときも同じく18インチに変更になり、そこで同様の違いを感じた」 (c)AFP