【2月13日 CGTN Japanese】中国航天科技集団が9日に北京市内で開いた「中国宇宙航空科学技術活動青書(2021年)」発表会によりますと、2021年には世界各国で計146回のロケット打ち上げが実施され、年間打ち上げ回数は1957年以降で最多となりました。打ち上げられた人工衛星や宇宙船など宇宙機の数は1846機で過去最多を更新し、総質量は777.7トンで、スペースシャトル退役以来最大となりました。 

 2021年の世界各国のロケット打ち上げの成功率は92.5%で、打ち上げ活動には依然として高いリスクが存在することを物語っています。米国は計51回のロケット打ち上げを実施し、打ち上げられた宇宙機の総質量は403.34トンで、他の国と地域が打ち上げた宇宙機の総質量を上回っています。中国は計55回の打ち上げ任務を実行し、打ち上げ回数は世界一で、打ち上げた宇宙機の総質量は過去最高の191.19トンに達し、前年同期より85.5%増加しました。2021年に打ち上げられた宇宙機の総質量は、3位がロシア、4位が欧州、5位が日本、6位がインドでした。

 中国のロケット打ち上げ回数は2022年も引き続き高水準を維持し、一連の重要な任務を展開する計画です。有人宇宙飛行プロジェクトは年末までに6回の打ち上げを実施し、コアモジュール「天和」をコントロールセンターとし、実験モジュール「問天」と「夢天」を主な実験プラットフォームとして、宇宙飛行士が常駐する宇宙ステーションの建設を全面的に完成させます。また、ロケット「長征6号甲」や複数の商業ロケットが初飛行することになっています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News