【2月6日 CGTN Japanese】4日夜に行われた北京冬季オリンピック開会式の聖火点火式が世界に大きな驚きと喜びを与えたと話題になっています。開会式の演出にあたった映画監督の張芸謀(チャン・イーモウ)氏は、燃えさかる炎に代わり、小さなトーチで炭素排出削減と環境保護を重んじるグリーンオリンピックの理念を伝える演出で、オリンピック開催史上のイノベーションを実現させました。

 チャン・イーモウ監督は、「北京冬季オリンピックの聖火点火式で、各代表チームの名前で『雪の花』を作り、最終走者が持つトーチがそのまま聖火になるのは100年にわたるオリンピック史上、初めてのことだ。トーチは全世界を、点火式は低炭素排出とエコをそれぞれ表している。このはっきりとした理念はオリンピックの歴史の一瞬として銘記されるだろう」と述べました。

 また、チャン・イーモウ監督はこの点火方法を「一葉落ちて天下の秋を知る」と呼んでいます。中国人は雰囲気を大事にし、細かくささいな角度から、世界を見ることが好きです。1枚の木の葉から秋のきらきら輝く雰囲気を想像できるように、小さなトーチからオリンピック精神、人類が燃えさかる情熱とロマンを想像できる演出を披露しました。 (c)CGTN Japanese/AFPBB News