【2月10日 AFP】デンマーク王室は9日、女王マルグレーテ2世(Queen Margrethe II、81)が新型コロナウイルス検査で陽性と判定されたと発表した。症状はあるものの軽微だとしている。

 王室によると、陽性判定が出たのは8日夜。予定されていたノルウェー旅行を取りやめ、現行の勧告に従い、首都コペンハーゲンにある宮殿内で自主隔離している。昨年11月に3回目のコロナワクチンを接種していた。

 デンマーク当局は先週、新規感染者が最多水準にある中でも「以前の生活」に戻るとして、新型ウイルス対策の規制を全面解除。しかし感染者に対しては、最低4日間の自主隔離を引き続き奨励している。規制解除の理由については、ワクチン接種率が高いことと、変異株「オミクロン株」による症状が比較的軽度であることを踏まえての判断だと説明している。

 マルグレーテ2世は先月、在位50年を迎えていた。北欧諸国の王室では他にも、スウェーデンのカール16世グスタフ国王(King Carl XVI Gustaf、75)と妻のシルビア王妃(Queen Silvia、78)が先月初めに陽性と判定された。 (c)AFP