【2月13日 CGTN Japanese】中国初の液体ロケット低温推進剤タンク「HOETS」の生産ラインが8日、山東省(Shandong)青島市(Qingdao)西海岸新区で着工しました。 

 同プロジェクトは、中国で初めてロケットタンクの溶接設計スリム化と短い製造プロセスを実現したロケット推進剤タンクの生産ラインです。生産ラインには、5件の独自イノベーション特許技術、4件の集積イノベーション特許技術が含まれます。直径4.2メートル以下、1件当たりの長さ30メートル以下の液体ロケットタンクの加工要求を満たすことができるとともに、複数の高強度アルミニウム合金タンク構造材料を同時に受け入れられます。同生産ラインの完成後は、年間40個の液体ロケット低温推進剤タンクの完成品または80個分の構成部品を生産できます。 

 第1期プロジェクトの投資総額は5億5000万元(約100億円)、敷地面積は5万3000平方メートル、延べ床面積は8万1000平方メートルです。建設期間は10カ月を予定しており、2022年第4四半期(10~12月)までに本格稼働が可能で、ロケットのコア設備の生産能力を供給できます。(c)CGTN Japanese/AFPBB News