【2月8日 AFP】北京冬季五輪のスピードスケート・ショートトラック男子1000メートルでメダル候補だった韓国の2選手が失格となったことを受け、大韓体育会(KSOC)は8日、審判の判断は「不当」であるとしてスポーツ仲裁裁判所(CAS)に提訴する意向を明らかにした。

 7日に行われた同種目の準決勝では、韓国の黄大憲(Hwang Dae-heon)と李俊瑞(Lee June-seo)が、それぞれ遅いレーン変更で反則を取られ、各組で1着、2着となったものの失格になった。これにより決勝に進出した中国勢の2選手は、金メダルと銀メダルを手にした。

 KSOCは「この決定が不当であることを公式にすべく」CASに提訴する意向を示した。黄の失格については国際スケート連盟(ISU)に抗議したが、規則違反による失格に異議を唱えることはできないとして却下された。

 ハンガリーのシャオリンサンドル・リュウ(Shaolin Sandor Liu)も、同種目の決勝で二つのペナルティーによるイエローカードを提示されたことに不服を申し立てたが、これも退けられた。(c)AFP