雲頂スノーパーク 会場の改造から節水・造雪に至るまで エコへの配慮をあらゆる所で体現
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【2月8日 CNS】先日、雲頂スノーパークの各会場、コース及び付帯サービスが整った。この既存のスキー場をアップグレード・改造した唯一の冬季オリンピック施設は、持続可能な利用というテーマを全行程で貫徹させ、自然への介入の低減、資源の節約と利用の最大化の実現を1番の目玉にした。
雲頂スノーパークは北京冬季オリンピック張家口(Zhangjiakou)ゾーンの4大会場の1つで、河北省(Hebei)張家口市崇礼区(Chongli)密苑云頂リゾート内に位置している。パーク内にはモーグル、エアリアル、ハーフパイプ、スロープスタイル、クロス、パラレル大回転の6つのコースがある。フリースタイルスキーとスノーボードの2つの項目の試合がここで行われ、計20枚の金メダルの持ち主を決め、北京冬季オリンピックでの金メダル数が最も多い会場となる。
建設計画の過程では、雲頂スノーパークは、既存の資源条件と施設を十分に生かし、6つの冬季オリンピックコースのうち4つは既存の雪道を改造したもので、比較的短いエアリアルとモーグルのコースのみが新しい斜面の上に建設され、会場の一部の雪道も既存の雪道を利用した。また、単一施設の中で、ここは仮設施設の比率が最も高い会場でもある。
冬季オリンピック・パラリンピックの審判基準と国際慣例によると、冬季オリンピックの競技には人工雪が使用される。雲頂スノーパークは雪道面積が広く、雪の必要量が多く、シーズンごとに造雪の必要な水量は約100万立方メートルであるため、いかに効率よくエコな造雪を行うかがカギとなるという。
雲頂スノーパーク会場運営チームバックオフィスの束文(Shu Wen)副主任によると、造雪のための水量を満たし、水を最大限節約するために、同パークには3つの露天貯水池が建設され、総貯水容量が18万立方メートルと10万立方メートルに達する地下雪解け水収集池を設計した。造雪の際、ポンプ場と導水管に通し、集めた地表水が山に沿って逐次造雪機に送られ、雪道に造雪のための水を確保するという。
「水源から節水以外に、雲頂スノーパークは最高レベルの環境保護基準を満たし、より効率的に節水するスマート造雪システムを採用している。造雪では1立方メートル当たり20%程度の節水が可能となっている」。束氏によると、造雪導水システムは、夏季に雨水を集め、ウインターシーズンに雪解け水と山水を集めることができ、水資源の循環と再利用が可能だという。
また、雲頂スノーパーク施設の陳栄欽(Chen Rongqin)副マネージャーは、雲頂スノーパークは建設計画の当初から試合後の利用の問題を考慮し、持続可能な会場の設計を通じて冬季オリンピックの競技とスキー場の長期的な運営をつなぎ、北京冬季オリンピックの「グリーン」理念を実践する計画だと述べた。
大会後、雲頂スノーパークは国際大会と大衆ウィンタースポーツの普及基地になるよう努力し、国際スキー大会を継続して開催する能力を備えるほか、二次整備でコースの難易度を下げ、大衆スキーと観光レジャーなどの長期運営機能を回復させる。(c)CNS/JCM/AFPBB News