【1月28日 CNS】2月4日に開幕する北京冬季五輪。北京市は夏季大会と冬季大会を開催する史上初の「ダブル五輪都市」になる。冬季五輪の会場では、中国の伝統文化の要素を取り入れ「雪如意(Xueruyi)」の愛称を持つ新設の国家スキージャンプセンターと、「クリスタルシューズ」「雪飛天(Xuefeitian)」と呼ばれる首鋼(Shougang)スキージャンプ台が注目を集めている。2008年北京夏季大会で、「鳥の巣」の愛称で呼ばれた国立競技場と「水立方(ウオーターキューブ)」の国家水泳センターのコンビのように人気となっている。

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 北京冬季五輪の会場は、北京市中心部、北京市郊外の延慶(Yanqing)、張家口市(Zhangjiakou)の3か所に分かれ、各会場は中国の建築家によって設計された。清華大学(Tsinghua University)建築学院院長で張家口会場の設計総責任者・張利(Zhang Li)氏は「各会場のデザインには中国が誇る伝統文化の要素を多く取り入れた」と話す。

 張家口会場にある国家スキージャンプセンターは、中国初のスキージャンプ施設。北京冬季五輪ではスキージャンプとノルディック複合が行われる。外観が中国伝統の縁起物「如意」に似ており、「雪如意」の愛称がついた。選手がスタートする地点からは明代の「万里の長城(Great Wall)」の遺構が見え、アスリートたちがロマンを感じそうだ。

 北京会場の首鋼スキージャンプ台は、かつて中国最大の鉄鋼生産地だった首鋼集団の工業用地跡地に建設された。世界初の常設スキージャンプ台で、産業遺産を再利用した会場は冬季五輪史上初めてとなる。

 優美な曲面を描いているジャンプ台は、空を舞う天女を描いた敦煌(Dunhuang)の古代壁画「飛天」をイメージするとして、「雪飛天(Xuefeitian)」の愛称を持つ。また、夜にはカラフルにライトアップされ、ジャンプ台を横から見た形状がヒールの高い靴のようで、「クリスタルシューズ」とも呼ばれている。(c)CNS/JCM/AFPBB News