【2月7日 CNS】北京冬季五輪の大学生ボランティアが続々と五輪会場で奮闘している。2008年の北京夏季五輪と同様、ボランティアの主力は大学生。約1万9000人のボランティアのうち1万4000人が北京市内の大学生で、天津市(Tianjin)、河北省の廊坊市(Langfang)、石家荘市(Shijiazhuang)などからも参加している。彼らは北京市、延慶県(Yanqing)、張家口市(Zhangjiakou)の3会場(ゾーン)の競技場や関連施設で活動している。

 ボランティアは、競技ボランティアと都市ボランティアに分かれている。前者は各国のアスリートや同行役員、大会VIP、マスコミ、観客らをサポートし、後者は都市部で業務をする。

 学生ボランティアは大会組織委員会(BOCOG)が主催する筆記・口頭試験や面接、体力テストを受けて選抜され、さらに20種類以上のコースをオンラインで学習してきた。

 表彰式に参加する女性ボランティアは、身長1メートル70センチ前後、身体のバランスが取れ、血色が良く、言葉遣いがはっきりしており、標準語をしっかり話せることが条件となっている。トレーニング中は「立ち姿勢」や「笑顔」が強化トレーニングの対象となり、歩くスピードは1分で80歩と定められている。

 ボランティアの中で最も難しいのは、競技会場で活動する人々だ。専門的なスキルが求められ、スケート会場では元スケート選手たちが五輪選手たちのインターバルの70秒間に、コースを素早く整備する。

 大学生のほか、冬季五輪に志願する一般市民も多い。2018年から志願者の人材バンクが作られ、医師や教師、技術者らが参加している。北京冬季五輪には100万人以上のボランティアの申し込みがあった。競技ボランティアは約1万9000人。北京と延慶の両ゾーンでは、都市ボランティア約20万人が参加する。張家口ゾーンでは、交通機関、宿泊施設、都市の交差点などの主要エリア98か所に都市ボランティアのサービス拠点を設置する。(c)CNS/JCM/AFPBB News