中国国家バイアスロンセンター コースの精巧なレイアウトは「動いても静かにしても」美しさを呈する
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【2月4日 CNS】中国国家バイアスロンセンターは張家口市(Zhangjiakou)崇礼区(Chongli)太子城の中心エリアの北側の谷に位置し、北から南へ順次、射撃場、コースと出発点・終点エリア、競技場の技術棟と観客席などを配置している。コースは山の自然地形をもとに建てられ、中部の競技用コース、東部のトレーニング用コース、北側の谷の冬季パラリンピックの競技用コースの3つに分かれる。競技用コースは全長8700メートルに及ぶ。
北京冬季五輪組織委員会企画建設部国家バイアスロンセンター競技場・インフラマネージャーの陳国徽(Chen Guohui)氏の紹介によると、バイアスロンの特徴は「動静結合(静と動の結合)」だ。すなわちクロスカントリースキーに射撃を加え、スキーのスピードと射撃の落ち着きを有機的に結合させた競技だ。この「動いても静かにしても」美しさをいかに表現するのかが、競技場設計チームの重要な仕事となったという。
バイアスロンのコースが広い反面、観客席の視線が届く部分は競技場の中心部だけになるため、競技の見る価値が大幅に落ちる。このため、中国国家バイアスロンセンターのコースは主に東西方向の谷の中に分布され、観客席を谷の西側の低い場所にし、かつダッシュコースに隣接するように設計した。これにより観客の視線のカバー範囲が大幅に増加した。
陳氏によると、観客が東に目を向けた時、選手団が谷間を左右に行き来しているのが見えるという。また、古代長城の遺跡が遠くの山の上に蛇行しているのも、観戦の視覚効果を増している。射撃では固定観客席と仮設観客席が競技場の中心部を取り囲んでおり、選手団が射撃場の北斜面を西に滑り降りると中心部のコースに直接姿を現し、観客は一望することができる。
同時に、参加選手の良好な競技体験を保証するため、競技場設計チームと山地運営チームはそれぞれ競技場の土地利用計画・設計や造雪作業で工夫を凝らした。
張家口競技エリアの「雪如意(Xueruyi)」と中国国家バイアスロンセンター、国家クロスカントリースキーセンターの3競技場が、高架歩行者通路をつないで古楊樹競技施設群を構成した。
中国国家バイアスロンセンターの設計チームは、「雪如意」の最高地点が古楊樹競技施設群の視覚センターであることを考慮し、競技場の土地利用計画・設計した時に意図的にダッシュコースと「雪如意」を向かい合わせにし、観客エリアと射撃場エリアをコースの両側に配置した。これにより選手にも強烈なビジュアルインパクトを与えることができるとしている。
選手が最も関心を持つスキー場の環境については、古楊樹競技施設群山地運営場マネージャーの魏慶華(Wei Qinghua)氏によると、古楊樹競技施設群は雪を使う時間帯が長く、コースは雪に特定の要件があるため、95%以上が人工雪だ。造雪用水の量と質を確保するため、山地運営チームは20万トンの貯水池を建設し、雨水と地表の流出水の貯蔵に用い、水質確保の浄水システムを設置し、先進的な造雪技術で水と雪の転換比率を1:1.7まで引き上げたという。(c)CNS/JCM/AFPBB News