人工雪コースは「防弾」の硬さ、スノボ女王が不安視 北京五輪
発信地:張家口/中国
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【2月3日 AFP】スノーボード女子スロープスタイルで五輪3連覇を目指す米国のジェイミー・アンダーソン(Jamie Anderson)は2日、北京冬季五輪のコースは「防弾の氷」のようだと表現し、人工雪の上を滑走するのが「怖くなった」と不安を示した。
4日に開会式を迎える北京五輪は、中国でも特に降雪量が少ない地域で行われるため、ほぼ全面的に人工雪に頼ることになる。
アンダーソンはこの日、北京の北西約180キロに位置する張家口(Zhangjiakou)のコースを初めて滑った。
スロープスタイルが初実施となった2014年ソチ冬季五輪で金メダルを獲得し、4年後の平昌冬季五輪で連覇を果たした31歳のアンダーソンは、コースは「非常に硬い」といい、「会場はほとんどが人工雪だと思う。あまり理想的ではないが、選手たちはその中でベストを尽くしている」と話した。
「絶対に転倒したくない。防弾の氷のような感触」
2009年には脾臓(ひぞう)破裂で6日間を集中治療室(ICU)で過ごすなど、これまで何度も大けがを経験しているアンダーソンは、北京五輪の会場は「非常に難しく」、初練習は「ちょっと大変」だったとコメント。
「多くの選択肢がある。雪のコンディションを考えたら少し怖くなった」としつつ、「どんどんましになっていくとは思う」と話した。(c)AFP