【2月1日 AFP】スペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)が、イングランド・プレミアリーグのアーセナル(Arsenal)からのフリーでの退団で合意に至ったガボン代表FWピエール・エメリク・オーバメヤン(Pierre-Emerick Aubameyang)の獲得に近づいていると、31日に報じられた。

 スペインでの報道によれば、オーバメヤンは6か月間の契約でバルセロナに加入するものの、1年延長のオプションが付くという。

 オーバメヤンは現在フリーだと伝えられているため、この契約は移籍市場の最終期限である31日に発表される必要はなかった。

 父親が家を所有するバルセロナ(Barcelona)に姿を見せてクラブを驚かせたオーバメヤンは、給与をめぐって交渉が決裂したかに思われていた。

 10億ユーロ(約1290億円)以上もの巨額負債に悩まされ続けているバルセロナは、ウスマン・デンベレ(Ousmane Dembele)の売却にも失敗しており、これで同選手は契約が満了になる今年の夏にフリーで退団することが可能となった。

 デンベレが残留することになったバルセロナだが、アーセナル側が元キャプテンのフリーでの退団に同意したため、オーバメヤンの契約は数時間後に復活することになった。これでアーセナルは、オーバメヤンの給与の全額を支払う必要がなくなった。

 一方、バルセロナへの移籍を実現させるためにオーバメヤンの給与はアーセナル時代から大幅に減額され、新天地での最初の週給は約30万ユーロ(約3800万円)になるとみられている。(c)AFP