【1月30日 AFP】イングランド・プレミアリーグのウォルバーハンプトン・ワンダラーズ(Wolverhampton Wanderers)に所属するスペイン代表のFWアダマ・トラオレ(Adama Traore)が、古巣であるスペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)に期限付きで復帰することが決まった。両クラブが29日に発表した。

 バルセロナによれば、年俸は同クラブが支払い、契約には完全移籍のオプションが付いているという。

 現在26歳のトラオレは、バルセロナのユース育ちで、トップチームでは公式戦4試合の出場にとどまり、2015年にプレミアリーグのアストン・ビラ(Aston Villa)へ移籍。その後ミドルスブラ(Middlesbrough FC)での2年間を経て、2018年に当時のクラブ史上最高額となる1800万ポンド(約28億円)でウルブス(Wolves、ウォルバーハンプトンの愛称)に移籍し、154試合に出場した。

 移籍については、同じプレミアのトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)が獲得に近づいていると伝えられていたが、移籍金1500万ポンド(約23億円)のオファーは拒絶されていた。

 バルセロナでは、契約延長交渉がまとまらないウスマン・デンベレ(Ousmane Dembele)が構想外扱いになっており、10代のアンス・ファティ(Ansu Fati)は太もものけがで再び戦列を離れている。その中でトラオレは、シャビ・エルナンデス(Xavi Hernandez)監督にとって新たな攻撃の選択肢になる。(c)AFP