【1月27日 AFP】男子テニスのファン・マルティン・デルポトロ(Juan Martin Del Potro、アルゼンチン)が、昨年に骨折した右膝に2度目の手術を受けることが決まり、再びけがによる危機を迎えている。キャリアを通じて故障に泣かされてきた同選手は、27日に米マイアミで再びメスを入れる。

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 デルポトロの広報担当者は、「テニスをプレーすることを妨げているだけでなく、日常生活にも支障を来している痛みを取り除く完全な解決策になることを願っている」「(昨年6月にスペイン・バルセロナで受けた)前の手術で回復が進んだが痛みは続き、走ったりジャンプしたりする動作だけでなく、階段を上るといったことも難しくなっている」と話している。

 デルポトロが最初に膝の同じ箇所を痛めたのは2018年の上海マスターズ(2018 Shanghai Rolex Masters)で、その後ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2019)直前の昨年6月に行われたグラス(芝)コート大会のフィーバーツリー選手権(Fever-Tree Championships 2019)で足を滑らせ、再び負傷した。

 世界ランキングは自己最高で3位を記録しているデルポトロは、20歳で2009年の全米オープンテニス(US Open Tennis Championships)を制してスター選手の仲間入りを果たしたが、その後は度重なる故障に悩まされ、手首には4度の手術を受けた。

 現在のランキングは121位となっている巨体の31歳は、2005年のプロ転向以降、これまでに22個のツアータイトルを獲得したほか、2016年には母国を国別対抗戦デビスカップ(Davis Cup 2016)の優勝に導いた。(c)AFP