【8月27日 AFP】男子テニスのファン・マルティン・デルポトロ(Juan Martin Del Potro、アルゼンチン)が26日、自身3度目となる右膝の手術に踏み切ったと、同選手の陣営が発表した。度重なるけがに悩まされているデルポトロには、世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)からもすぐさま同情の声が届いた。

 2009年の全米オープン(US Open Tennis Championships)で初の四大大会(グランドスラム)制覇を果たした際、大きな成功が見込まれた31歳のデルポトロだが、キャリアを通して大きな手術を7度も受けている。

 デルポトロの広報担当者は「ここ数か月の間、デルポ(デルポトロの愛称)は医師の指示に従い、(アルゼンチン・)ブエノスアイレスのテニスコートで膝の様子を見てきたが、痛みは続いた」とコメントした。

「スイス・ベルンでの最初の話し合いの後、(外科医は)新たに手術を行うことを勧めた」

 世界ランク3位にまで上り詰めたものの、現在は同132位にまで順位を下げている通算22勝のデルポトロは、2019年のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2019)前に行われたフィーバーツリー選手権(Fever-Tree Championships 2019)を最後に公式戦から遠ざかっている。

 2018年の上海マスターズ(2018 Shanghai Rolex Masters)で骨折した右膝にまたしてもメスを入れたデルポトロは、2010年には右手首を、2014年3月、2015年1月、同6月には左手首をそれぞれ手術している。

 過去13年でデルポトロと20回対戦しているジョコビッチも、デルポトロが完全に回復した姿を見たいと述べた。

 米ニューヨークで行われているウェスタン&サザンオープン(Western & Southern Open 2020)で準決勝進出を決めたジョコビッチは、「私は彼のことが大好きだ。応援しているし、彼に幸運が訪れることを願っている」と話した。(c)AFP