【1月28日 AFP】北朝鮮国営メディアは28日、2種類の兵器の発射実験が今週、実施されたと報じた。一方、金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong un)朝鮮労働党総書記は、「重要な」軍需工場を視察したとしている。

 北朝鮮は、米国からの核・ミサイル問題をめぐる協議の呼び掛けを無視し、金氏の掲げる軍事強化路線を推し進めている。今月に入り、極超音速ミサイルなど計6発の発射実験を実施。1か月当たりでは最多水準となった。

 朝鮮中央通信(KCNA)は25日の実験について、発射されたのは長距離巡航ミサイルで、「1800キロ離れた標的の島」に命中したと伝えた。

 27日の実験では「戦術誘導ミサイル」2発を「標的の島」に命中させ、「通常弾頭の爆発威力が設計要件を満たしていることが証明された」と報じた。

 KCNAは一方、トレードマークの黒革のコートを着た金氏が高官に囲まれながら、「主要兵器」を製造する軍需工場を視察する写真を公開した。高官らの顔にはモザイクがかけられていた。

 KCNAによると、金氏は工場について「わが国の戦力の近代化に向け、極めて重要な地位と任務を担っている」と述べ、高く評価した。

 金氏が今週の発射実験に立ち会ったかについてはKCNAは報じていない。ただ、別の国営メディアは、金氏は咸州(Hamju)郡連浦(Ryonpho)地区の野菜農園を視察したと伝えた。同地区と27日の発射地点は近い。(c)AFP/Cat BARTON / Kang Jin-kyu