【1月26日 AFP】国際通貨基金(IMF)は25日、中米エルサルバドルに対し、暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(Bitcoin)には「大きなリスク」があるとして法定通貨から外すよう求めた。

 エルサルバドルは2021年9月、世界で初めてビットコインを法定通貨に採用。米ドルと併用している。

 IMF理事会は書面で「エルサルバドル当局に対し、ビットコインを法定通貨から外すことで、『ビットコイン法』の範囲を狭めるよう求めた」とした。

 さらに「金融の安定性や完全性、消費者保護の点で、ビットコインの使用には大きなリスクがある」と強調するとともに、ビットコインと連動した国債の発行にも懸念を示した。

 ビットコインの価格は25日に3万7000ドルとなり、昨年11月に記録した過去最高値6万7734ドルの半分程度に落ち込んでいる。(c)AFP