強盗無視してポケモンGO、警官2人を懲戒免職 米
このニュースをシェア

【1月11日 AFP】米カリフォルニア州ロサンゼルスで、強盗の逮捕に向かわずポケモンを捕獲していた警察官2人が懲戒免職処分となった。
先週公表された懲戒免職処分に関する文書によると、ルイ・ロサノ(Louis Lozano)氏とエリック・ミッチェル(Eric Mitchell)氏は2017年4月、市内をパトロール中にゲームアプリ「ポケモンGO(Pokemon Go)」をプレー。犯罪者ではなくレアポケモンのカビゴン(Snorlax)とトゲチック(Togetic)を捕まえていた。
録音されたパトカー内の音声で、2人は強盗が入ったデパートへの応援要請があったにもかかわらず、無視したことが発覚した。
ミッチェル氏はロサノ氏に「『カビゴン』が出たぞ」と声をかけた。約20分にわたってポケモンについて話しながら、ポケモンが出現したとみられる場所を回ったとされる。
2人はカビゴンを捕まえた後、トゲチックを狙ったが捕獲には少々手間取った。
2人は職務上の義務違反に問われたが、強盗現場への応援要請に応じなかったことを認める一方、ポケモンGOをプレーしていたことは否定。懲戒審査委員会でポケモンGOについて話していただけだと主張し、懲戒免職処分に異議を申し立てた。しかし、カリフォルニア州控訴裁は2人の主張を認めず、懲戒免職処分を支持した。(c)AFP