【9月8日 AFP】人気のスマートフォン向けゲーム「ポケモンGO(Pokemon Go)」は、ヒンズー教徒など宗教上の理由で菜食主義をとっている人々に「卵」を与えて信仰を冒涜(ぼうとく)しているとして、インド西部グジャラート(Gujarat)州の男性が7日、国内でのゲーム禁止を求める申し立てを裁判所に行った。

 男性の代理人を務める弁護士は、ポケモンGOがプレーヤーに「モンスターの卵」を集めさせ、卵の入手スポットに宗教施設を利用しているのは、ヒンズー教やジャイナ教の信者たちの宗教感情を害していると主張している。

 ヒンズー教徒は多くが菜食主義で、肉を食べない。インドのナレンドラ・モディ(Narendra Modi)首相もその一人だ。一方、ジャイナ教徒は一般的に完全菜食主義(ビーガン)で、動物性食品を一切口にしない。

「たとえバーチャルな世界であっても、寺院で人々に卵を提供するのは非常に好ましくなく、神への冒涜に値する」と、この弁護士はAFPに語った。(c)AFP