【1月11日 AFP】女子テニスの最新世界ランキングが10日に発表され、前週のメルボルン・サマー・セット1(Melbourne Summer Set 1 2022)で16か月ぶりのツアー制覇を果たしたシモナ・ハレプ(Simona Halep、ルーマニア)が順位を五つ上げ、15位に浮上した。大坂なおみ(Naomi Osaka)は14位につけている。

 2018年の全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2018)で決勝に進出した元世界1位のハレプは、メルボルン・サマー・セット1の決勝でベロニカ・クデルメトワ(Veronika Kudermetova、ロシア)に6-2、6-3で快勝。目覚ましい形でコンディションを取り戻し続けている。

 一方、アデレード国際1(Adelaide International 1 2022)決勝で、エレナ・リバキナ(Elena Rybakina、カザフスタン)をわずか64分で下して優勝を果たしたアシュリー・バーティ(Ashleigh Barty、オーストラリア)は、首位の座をキープした。

 今年の全豪オープンで初の決勝進出を目指す25歳のバーティは、これで世界1位の通算在位期間が110週となり、ジュスティーヌ・エナン(Justine Henin)氏の記録にあと7週と迫っている。

 また、バルボラ・クレイチコバ(Barbora Krejcikova、チェコ)は1ランクアップし、けがで全豪オープンを欠場する同胞のカロリーナ・プリスコバ(Karolina Pliskova)と入れ替わる形で4位に浮上した。

 肋骨(ろっこつ)のけがで今週のシドニー・テニス・クラシック(Sydney Tennis Classic 2022)の欠場を余儀なくされたイガ・シフィオンテク(Iga Swiatek、ポーランド)は、パウラ・バドサ(Paula Badosa、スペイン)を抜いて8位に浮上。一方で、アデレード国際1の決勝でバーティに敗れたリバキナも、大坂を抜いて13位に浮上している。

 昨年の全米オープン(US Open Tennis Championships 2021)を制した19歳のエマ・ラドゥカヌ(Emma Raducanu、英国)も順位を一つ上げ、自己最高となる18位に浮上した。

 最新WTAランキングは以下の通り。

1位:アシュリー・バーティ/8051ポイント
2位:アリーナ・サバレンカ(Aryna Sabalenka、ベラルーシ)/6351ポイント
3位:ガルビネ・ムグルサ(Garbine Muguruza、スペイン)/5635ポイント
4位:バルボラ・クレイチコバ/5008ポイント
5位:カロリーナ・プリスコバ/4666ポイント
6位:マリア・サッカリ(Maria Sakkari、ギリシャ)/4385ポイント
7位:アネット・コンタベイト(Anett Kontaveit、エストニア)/4351ポイント
8位:イガ・シフィオンテク/3971ポイント
9位:パウラ・バドサ/3849ポイント
10位:オンス・ジャバー(Ons Jabeur、チュニジア)/3455ポイント
11位:アナスタシア・パフリュチェンコワ(Anastasia Pavlyuchenkova、ロシア)/3076ポイント
12位:ソフィア・ケニン(Sofia Kenin、米国)/3016ポイント
13位:エレナ・リバキナ/2980ポイント
14位:大坂なおみ/2881ポイント
15位:シモナ・ハレプ/2791ポイント
16位:エリナ・スビトリーナ(Elina Svitolina、ウクライナ)/2726ポイント
17位:アンゲリク・ケルバー(Angelique Kerber、ドイツ)/2671ポイント
18位:エマ・ラドゥカヌ/2595ポイント
19位:コリ・ガウフ(Cori Gauff、米国)/2575ポイント
20位:エリーゼ・メルテンス(Elise Mertens、ベルギー)/2565ポイント

(c)AFP