【1月10日 AFP】女子テニス、メルボルン・サマー・セット1(Melbourne Summer Set 1 2022)は9日、シングルス決勝が行われ、大会第2シードのシモナ・ハレプ(Simona Halep、ルーマニア)が6-2、6-3で第3シードのベロニカ・クデルメトワ(Veronika Kudermetova、ロシア)を下し、16か月ぶりの優勝を果たした。

 ハレプのタイトル獲得は2020年9月のイタリア国際(Internazionali BNL d'Italia 2020)以来で、通算では23勝目。昨シーズン途中のふくらはぎなどのけがの影響が大きく、一時は世界ランキングも2013年の後では初めてトップ20から落ちていた。

 それでも、17日に開幕する全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2022)を前に万全の状態に復活。この日は四大大会(グランドスラム)2勝を記録した大舞台での経験を存分に発揮し、クデルメトワを圧倒した。

 本番前に理想的な調整となったハレプは試合後、「この感覚が好きだから勝ち続けたい」と意欲を口にし、「体が良い状態にあるし、自信も高まってきている。勝てるテニスができている手応えがある」と話した。

 元世界ランキング1位のハレプは、全豪オープンでは2018年に準優勝を経験している。(c)AFP