ネットから人気となった「雪の里」 中国吉林省の山村が冬の観光地に
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【1月5日 CNS】中国・吉林省(Jilin)舒蘭市(Shulan)の山あいに隠れたような二合村(Erhe)は、大雪が降る季節を迎えると活気に満ちあふれる。わずか100世帯ほどの小さな村は近年、インターネットで「雪の里」として有名な観光名所となった。料理に使う山菜の確保や道路の整備、馬のそりのチェックなど観光客の「おもてなし」のためあわただしい日々を迎えている。
竹細工の垣根、赤いちょうちん、干し草の山、屋根も壁もトウモロコシを束ねて作った「黄金の小屋」、雪と氷の彫刻、趣のあるスキー場…。二合村は年間で最高10万人以上の観光客を受け入れている。約400人が暮らす二合村では18世帯が飲食店や民宿を営み、近隣の村からも約300人が働いている。
二合村の盧才書(Lu Caishu)党支部書記は「冬は雪が1メートル以上積もることが多く、村人は自然の助けを借りて収入を得ています。映画やテレビの撮影も行われ、ネットのインフルエンサーが村を訪れてライブ配信をしています」と話す。
二合村は、吉林省が進める氷と雪の観光産業の象徴だ。吉林省は降雪や氷の期間が長い「黄金の緯度」に位置し、スキーや冬のレジャーなどのウインター産業振興に力を入れている。紅石(Hongshi)国立森林公園ではスノーモービルやスノーチューブ、雪上バイク、氷上自転車などが楽しめる6000平方メートルのエンターテインメントエリアを作り、樺甸市(Huadian)では原生林の冬景色が観光客の間で「おとぎ話のような世界」と人気となっている。
紅石地区は近隣の村から山菜、豚肉、白ワイン、春雨などを仕入れており、周辺の地域にも経済効果をもたらしている。(c)CNS/JCM/AFPBB News