ジョコビッチ、全豪OP出場へ コロナ規則の免除認められる
このニュースをシェア
【1月5日 AFP】男子テニス世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)は4日、タイトル防衛を懸けた全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2022)に出場するため、オーストラリアに向け出発したことを明らかにした。新型コロナウイルスワクチンの接種をめぐり出場が危ぶまれていたが、医療上の理由による免除が認められた。
今年最初の四大大会(グランドスラム)となる全豪オープンでは原則、すべての参加者が新型コロナウイルスの予防接種を受ける必要があり、免除措置の審査は独立した専門家委員会によって行われる。
ジョコビッチはこれまで、予防接種の有無の公表を繰り返し拒否。現在シドニーで開催されている国別対抗戦ATPカップ(ATP Cup 2022)は欠場しており、17日にメルボルンパーク(Melbourne Park)で開幕する全豪オープンに参加するかどうかが注目されていた。
ジョコビッチはインスタグラム(Instagram)に、「免除の許可を得てダウンアンダー(オーストラリアの別称)に向かっている」と投稿。空港で荷物を台車に載せてくつろいだ表情を見せる自身の写真を添えた。
オーストラリアテニス協会(Tennis Australia)によると、ジョコビッチは免除を申請。二つの独立した医療専門家委員会による「厳格な審査」を経て、出場が許可された。
全豪オープンの大会責任者を務めるクレイグ・タイリー(Craig Tiley)氏は先週、複数の選手に免除措置が取られたことを認めたが、その中にジョコビッチが含まれているかは明らかにしていなかった。
タイリー氏の説明によると、免除審査では申請者の身元を伏せた上で、二つの医療専門家委員会が申請内容を評価。オーストラリアの予防接種に関する技術諮問委員会(ATAGI)の指針に照らし、免除を認めるかどうかを判断する。
免除理由は公表されないが、タイリー氏は4日、免除を認めるには「真の理由」が必要だと説明した。(c)AFP
