【1月4日 AFP】テニス、アデレード国際1(Adelaide International 1 2022)は3日、女子シングルス1回戦が行われ、大会第3シードのマリア・サッカリ(Maria Sakkari、ギリシャ)はタマラ・ジダンセク(Tamara Zidansek、スロベニア)に6-2、0-6、6-4のフルセットで競り勝ち、2回戦に駒を進めた。

 世界ランク6位のサッカリは、新シーズンの開幕となったこの一戦で2時間以上に及ぶ激戦を強いられた。試合後には「最高の気分ではなく、完璧ではなかったというのが正直なところ」と話し、今月下旬に全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2022)を控える中で、ベストの調子とは程遠い状態だったと認めた。

 昨年10月にトップ10の壁を破ったサッカリはまた「自分としては良い試合ではなかったけれど、どうにか乗り越えることができた。それで十分なときもある。2回戦に進めてうれしい」とコメント。次戦はシェルビー・ロジャース(Shelby Rogers、米国)と対戦する。

 ワイルドカード(主催者推薦)で出場しているプリシラ・ホン(Priscilla Hon、オーストラリア)は、通算2度のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon)制覇を誇るペトラ・クビトバ(Petra Kvitova、チェコ)に6-7(4-7)、7-5、6-2で逆転勝利を飾り、キャリア最大の大金星を手にした。

 豪ブリスベン(Brisbane)出身で世界263位につける23歳のホンが、世界20位以内の選手から白星を手にするのはこれが初めて。腰の故障で2021年シーズンの大半を棒に振っていたものの、2時間20分に及んだこの日の試合では、そうした不安の兆候はまるで見せなかった。

 その他では、19歳のレイラ・フェルナンデス(Leylah Fernandez、カナダ)が、昨年の全米オープン(US Open Tennis Championships 2021)で準優勝を果たした強さを発揮。エカテリーナ・アレクサンドロワ(Ekaterina Alexandrova、ロシア)に6-3、6-4のストレート勝ちを収め、2回戦に進出した。(c)AFP