【12月28日 AFP】イングランド・プレミアリーグは27日、選手・スタッフの新型コロナウイルス感染症(COVID-19)新規陽性者数が、20日から26日までの1週間で103人に上ったと発表した。これは、2020年に検査を開始してから過去最多となった前週の90人を上回る数字となった。

 プレミアリーグでは12月に入ってから計15戦が延期されており、下部の3リーグも相次ぐ開催先送りによる打撃を受けている。

 リーグは発表文で、「選手とスタッフを対象に、12月20日の月曜日から26日の日曜日まで計1万5186件の新型コロナウイルス検査を実施した。そのうち、103件の新規陽性が本日確認された」と明かした。

 新型ウイルスの感染が拡大し、延期の数が増えている状況の中で、一部クラブの監督からは短期的な中断を求める声が上がっていたが、リーグ側は前週、開催を続行する判断を下していた。

 イングランドの試合では現在、観客数の上限は設けられていないものの、サポーターにはワクチン接種証明もしくは48時間以内に実施された検査の陰性証明の提示が義務付けられている。(c)AFP