【12月22日 AFP】ドイツは21日、新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」の感染防止対策として、新年の私的な集まりの人数を10人までに制限し、サッカーなどの大型会場でのイベントを無観客開催にすると発表した。クリスマス後の28日から実施される。

 オラフ・ショルツ(Olaf Scholz)首相は16州の首相との会合後、感染力の強いオミクロン株が世界に広がる中、ドイツは新型ウイルス流行の「第5波」に入っていると述べた。

 ショルツ氏はワクチン未接種者だけでなく接種完了者も対象とし、28日からナイトクラブやディスコなどを閉鎖し、サッカーなどの大型会場でのイベントを無観客開催とすると述べた。

 新年の感染拡大を防ぐため、私的な集まりの人数はワクチン接種完了者または新型コロナウイルス感染症(COVID-19)回復者で10人までとなる。

 ドイツはすでに、昨年に続いて花火の販売を禁止すると発表している。

 ショルツ氏は「大人数でパーティーをしている場合ではない」と語った。

 ワクチン未接種者が会うことができるのは、同居家族以外の2人までとなる。

 これらの措置は15歳以上が対象となる。(c)AFP/Michelle FITZPATRICK