英首相、クリスマスにコロナ対策強化せず
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【12月21日 AFP】英国のボリス・ジョンソン(Boris Johnson)首相は20日、新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」の影響で感染が拡大しているものの、クリスマス期間に感染対策の強化は行わない方針を明らかにした。ただ、状況を注視するとともに、必要ならば措置を講じる可能性があるとしている。
ジョンソン氏は閣僚会議後、クリスマス休暇中に人的交流の制限などの措置は講じないことになったと語った。政府の科学顧問はこうした措置を講じるよう訴えていた。
同氏は、リスクと不確実性の均衡、特にオミクロン株による入院率などを踏まえた判断だとするとともに、データを継続的に注視すると述べた。
また、「国民や公衆衛生、国民保健サービス(NHS)を守るため、さらなる措置を講じる可能性はある。われわれはためらうことなくそうすることができる」と語った。
英国の20日の新規感染者は9万1743人に上った。感染者数はロンドンが最も多く、入院率も上昇している。(c)AFP/Joe JACKSON
