【12月22日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)に参戦するウィリアムズ(Williams)のドライバーで、物議を醸す今季の決着の仕方に大きな影響を与えたニコラス・ラティフィ(Nicholas Latifi)が21日、殺害予告を受けたことを明かした。

 今季のタイトルが懸かった12日の最終第22戦アブダビGP(Abu Dhabi Grand Prix 2021)決勝では、ラティフィが残り5周で壁に衝突してセーフティーカーが導入されると、レッドブル(Red Bull)のマックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)がその間にピットインしてタイヤを履き替え、レース再開後の最終周にメルセデスAMG(Mercedes AMG)のルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)を抜いて初の年間チャンピオンに輝いた。

 自身の公式サイトでレースを振り返った26歳のラティフィは、「チェッカーフラッグが振られた瞬間、SNSでどんなことが起こるかを悟った」と批判が殺到するのを覚悟していたと話しつつ、「憎悪や暴言、さらには殺害予告の度を越えたトーン」にはショックを受けたと明かした。

「意見は人それぞれだ。それでも、その意見を使って憎悪や批判の炎を燃え上がらせ、僕だけでなく親しい人たちも脅迫する人々は、本当のF1ファンではないと思う」 (c)AFP