【12月14日 AFP】今年の全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2021)で女子シングルスを制したエマ・ラドゥカヌ(Emma Raducanu、英国)が、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の検査で陽性が確認され、今週開催されるエキシビション大会のムバダラ・ワールド・テニス選手権(Mubadala World Tennis Championship)を欠場することになった。主催者が13日、発表した。

 世界ランキング19位のラドゥカヌは、すでに開催地のアラブ首長国連邦(UAE)・アブダビに入り、16日にベリンダ・ベンチッチ(Belinda Bencic、スイス)と対戦する予定だったが、隔離期間に入ることを余儀なくされた。

 しかしながら、特にウイルスの影響が残らなければ、2022年の四大大会(グランドスラム)初戦、全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2022)出場には間に合うとみられる。

 19歳のラドゥカヌは全米オープン決勝でレイラ・フェルナンデス(Leylah Fernandez、カナダ)を下し、史上初めて予選勝者としてグランドスラム優勝を達成。初のWTAツアーフル参戦となる来季を前に、ここまでは新コーチとして迎えたトーベン・ベルツ(Torben Beltz)氏とトレーニングを積んでいる。(c)AFP