ラドゥカヌ、また早期敗退も新コーチ決定に「ワクワク」
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【11月10日 AFP】女子テニス、オーストリア・レディース・リンツ(Upper Austria Ladies Linz 2021)は9日、シングルス2回戦が行われ、全米オープン(US Open Tennis Championships 2021)女王の大会第1シード、エマ・ラドゥカヌ(Emma Raducanu、英国)は世界ランキング106位の王欣瑜(Wang Xinyu、ワン・シンユ、中国)に1-6、7-5(7-0)、5-7で敗戦。飛躍のシーズンの最後の大会は、初戦敗退に終わった。
18歳のラドゥカヌは9月の全米オープンで、予選勝者としては史上初となる四大大会(グランドスラム)制覇を果たして世界を驚かせたが、この日は20歳の王に苦しめられた。全米オープンの優勝直後にアンドリュー・リチャードソン(Andrew Richardson)氏との師弟関係を解消し、コーチのいないラドゥカヌにとっては、またしても残念な結果になった。
それでもラドゥカヌはこの日、アンゲリク・ケルバー(Angelique Kerber)を2016年の全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2016)と全米オープンの優勝に導いたトーベン・ベルツ(Torben Beltz)氏を来季からの新コーチとして迎え入れたという、英メディアの報道を認めた。
ラドゥカヌは、「もちろん、プレシーズンから来年に入るまで、彼と一緒に仕事ができることがとてもうれしい」と話し、「この後の仕事のすべてにワクワクしている」と期待した。
「たくさんの経験をもたらしてくれると思っている。もちろん、彼が一緒に働いてきたケルバーはとても偉大な選手で、素晴らしい実績を残し、グランドスラムで3勝している」
一方、勝利した王は準々決勝で第8シードのアリソン・リスケ(Alison Riske、米国)と対戦する。リスケは6-4、6-4でアリーゼ・コルネ(Alize Cornet、フランス)を下して勝ち上がった。
左ふくらはぎの肉離れで全仏オープン(French Open 2021)とウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2021)を欠場した第2シードのシモナ・ハレプ(Simona Halep、ルーマニア)は、7-5、6-3でアリアクサンドラ・サスノビッチ(Aliaksandra Sasnovich、ベラルーシ)に快勝し、ベスト8入りを果たした。(c)AFP