【12月11日 AFP】米ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)のデンバー・ブロンコス(Denver Broncos)で、2016年の第50回スーパーボウル(Super Bowl 50)制覇を成し遂げたWRデマリウス・トーマス(Demaryius Thomas)氏が9日、33歳で死去した。地元警察は死因について「医学的問題」と公表している。

 米ジョージア州ロズウェル(Roswell)警察は「予備情報によると、死因は医学的問題によるものとされている。捜査官としては現在、そうでないと信じる理由はない」と発表した。

 現役時代にはプロボウル(NFL Pro Bowl)に通算4度選出されたトーマス氏は、キャリアの大半をブロンコスで過ごし、2016年にはチームの一員としてカロライナ・パンサーズ(Carolina Panthers)を下してスーパーボウル制覇を果たした。

 その後はヒューストン・テキサンズ(Houston Texans)とニューヨーク・ジェッツ(New York Jets)でプレーし、今年6月に現役を引退したばかりだった。

 ブロンコスは公式ツイッター(Twitter)に投稿した追悼文で「われわれは途方に暮れ、すっかり打ちひしがれてしまっている」とし、「デマリウスの謙虚さ、温かさ、優しさ、そして思わずつられてしまう笑顔は、彼を知り、彼を愛する人々にずっと記憶されていくことだろう」とつづった。

 ジョージア工科大学(Georgia Institute of Technology)のスター選手だったトーマス氏は、2010年のドラフトでブロンコスから全体22位指名を受けてNFLでのキャリアを開始。2012年から2016年までの5季連続で計1000ヤード以上のパスレシーブを記録するなど、QBペイトン・マニング(Peyton Manning)氏の在籍時に重要なWRとして活躍した。

 通算成績は724キャッチで9763ヤード、63タッチダウンを記録した。(c)AFP