【12月9日 AFP】米IT大手グーグル(Google)は8日、2021年検索ランキングを発表した。すべての地域のランキングで、人気韓国ドラマ「イカゲーム(Squid Game)」や米俳優アレック・ボールドウィン(Alec Baldwin)さん、暗号資産(仮想通貨)「ドージコイン(Dogecoin)」などが上位に入った。

 トップ8は、クリケットや米プロバスケットボール(NBA)、サッカー国際大会などのスポーツ関連のワードが占めた。

 9位には、米動画配信大手ネットフリックス(Netflix)で配信され世界で人気を博している「イカゲーム」がランクイン。巨額の借金を抱えた456人が賞金456億ウォン(約43億円)を獲得するため子どもの遊びで競い、脱落者は即座に殺されるというストーリー。暴力シーンは残忍だが、拡大する経済格差がテーマとなっている。

 話題の人部門では、主演映画の撮影中に小道具の銃を誤射し、撮影監督が死亡する事故を起こしたボールドウィンさんが1位にランクインした。

 ニュース部門の上位には、8月にイスラム主義組織タリバン(Taliban)が実権を掌握したアフガニスタンや新型コロナウイルスワクチンが入った。

 さらに、株騒動が起きた米ゲームソフト小売り大手ゲームストップ(GameStop)などの株式関連ワードや、ドージコイン、イーサリアム(Ethereum)などの暗号資産関連ワードもランクインした。

 検索数では、ワクチン関連ワードが新型コロナウイルス感染症(COVID-19)関連ワードを上回った。(c)AFP