【12月8日 CNS】中国・山東省(Shandong)済南市(Jinan)を起点とする国際貨物列車「中欧班列」の「斉魯号」が11月9日、今年600回目の運行を迎えた。山東省のタイヤメーカー・玲瓏タイヤの製品や彫刻機、鉄鋼製品など地元で製造した輸出品を載せ、済南鉄路国際ステーションを出発。15日間の日程で新疆ウイグル自治区(Xinjiang Uighur Autonomous Region)コルガス市(Khorgos)の税関から出国し、ウズベキスタンの首都タシケントに向かった。

 山東高速集団(Shandong Hi-speed Group)が運営する斉魯号はこれまでに1343本運行し、運行本数は3年連続で150%以上増加。19か国の40都市以上に到着している。

 済南市の伊莱特能源装備(Iraeta)鋼球事業部の韓増強(Han Zengqiang)副総経理は「今年は国際物流がひっ迫して運賃が急上昇している中、斉魯号でわが社の製品を輸出できることは、輸送コストと輸送時間の減少につながる」と喜ぶ。

 斉魯号は「メード・イン・山東」のブランドを国際的に広める役割を担っている。山東省を拠点とする貨物自動車メーカー・中国重型汽車(SINOTRUK)と電機メーカー・海爾(ハイアール、Haier)に特化した列車を運行するなど、1億2000万ドル(約137億5600万円)相当の貨物約5700TEUを輸送している。

 斉魯号は越境eコマースを促進するため、長江(揚子江、Yangtze River)流域で製造された製品を輸出し、黄河と長江流域の協同発展のため新しい国際物流チャンネルを切り開いている。また、コールドチェーン特別列車を編成し、農産物や生鮮食品の輸出入ルートを開拓した。このほか「斉魯号で世界の製品を購入」事業により、済南市民は斉魯号が運んでくる海外の高品質製品を享受している。

 山東高速集団は今後、済南ステーションのハブ機能を高め、サプライチェーンや越境eコマースなどの能力を総合的に向上させる。(c)CNS/JCM/AFPBB News