【12月5日 AFP】ボクシング、WBC世界ライト級タイトルマッチが4日、米ネバダ州ラスベガス(Las Vegas)のMGMグランドホテル・アンド・カジノ(MGM Grand Hotel and Casino)で行われ、王者デビン・ヘイニー(Devin Haney、米国)が判定の末3-0(117-111、117-111、116-112)で挑戦者のジョセフ・ディアス(Joseph Diaz、米国)を下し、王座を防衛した。

 無敗の王者ヘイニーは、スピードと技術でディアスを圧倒して序盤に大量のポイント差を築くと、その後は距離を取って挑戦者をいなし、戦績を27勝0敗(15KO)に伸ばした。

 対するディアスは、よく前に出たものの効果的なジャブを打てず、まれにヘイニーを追い込んでもチャンスを生かせなかった。最終12回には強さを見せたが時すでに遅しで、ほとんどのラウンドはヘイニーが獲得しており、ジャッジは2人が117-111、1人が116-112で王者を支持した。久しぶりの敗戦を喫したディアスは、戦績が32勝2敗1分け(15KO)となった。

 ヘイニーは次戦について、前週3団体統一に成功したジョージ・カンボソス・ジュニア(George Kambosos Jr.、オーストラリア)との対戦を希望している。この日リングサイドに姿を見せたカンボソスは、11月27日のWBAスーパー・IBF・WBO世界ライト級タイトルマッチで統一王者テオフィモ・ロペス(Teofimo Lopez、米国)を倒し、3団体のベルトを奪取した。(c)AFP