【12月5日 AFP】今年2月に自動車事故で大けがをし、リハビリを続けている男子ゴルフのタイガー・ウッズ(Tiger Woods、米国)が4日、公式戦出場はまだ「ずっと先」と話し、すぐに復帰するのは難しいとの考えを示した。けがが再び悪化するのを恐れ、今はまだ全力でスイングすることもできないという。

 2月にロサンゼルス近郊で自動車事故を起こし、右脚を複雑骨折する重傷を負ったウッズは、ヒーロー・ワールドチャレンジ(2021 Hero World Challenge)のホストとして滞在しているバハマで、米NBCの取材に応じた。

 その中で、いつ、何をもって大会へ復帰できるようになったと判断するかと聞かれたウッズは、「素晴らしい質問だ」と返し、「少し打ってみるだけなら簡単だ」とした上で、「しかしツアーレベルのゴルフをプレーし、出場の準備をし、難関コースで世界最高峰の選手たちとスコアを競い合うのは、まったく別だ」とコメントした。

「それはずっと先の話だ。しばらくの間、ツアーレベルに姿を見せることは期待しないでもらいたい」

 今大会で、久しぶりに公の場で自身の状態を明かしたウッズだが、復帰の具体的な時期は定めていない。さらに先日のインタビューでは、フルタイムで米ツアーに復帰することは考えておらず、どこかの段階で「年間いくつか大会を選んで」出場できればと口にしている。

 ウッズは「まだやらなくてはならないことが多くある」と話し、「今も頑張っているし、一生懸命にやっている。しかし、やるべきことは残っている」と続けた。(c)AFP