【11月19日 AFP】男子テニス、ATPファイナルズ(ATP Finals 2021)は18日、イタリア・トリノ(Turin)でシングルスのラウンドロビン2試合が行われ、大会第3シードのアレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)が6-2、6-4で第7シードのホベルト・ホルカシュ(Hubert Hurkacz、ポーランド)を下し、ベスト4入りを決めた。

 世界ランキング3位のズベレフは、わずか1時間強でホルカシュを一蹴し、第1シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)が待ち受ける20日の準決勝に駒を進めた。この試合では22本のウイナーをたたき込んだほか、アンフォーストエラーの数も相手の20本に対してわずか8本に抑えた。

 一方、ホルカシュは全く歯が立たなかった第1セットに続き、第2セットも苦戦を強いられる結果となった。

 ズヘレフは試合後、「準決勝に進むためには勝たなければならないと分かっていたから、精神的には簡単ではなかった…。ストレート勝ちできてうれしい」とコメントした。

 同じグループのナイトセッションでは、すでに4強入りが確定していた第2シードのダニール・メドベージェフ(Daniil Medvedev、ロシア)が、代替出場となった第9シードのヤニック・シナー(Jannik Sinner、イタリア)を6-0、6-7(5-7)、7-6(10-8)でねじ伏せた。

 スベレフの勝利によってこの一戦は消化試合となり、地元ファンが応援するシナーは会場のパラ・アルピツアー(Pala Alpitour)に入る前に勝ち抜けのチャンスを失った。(c)AFP