【11月18日 AFP】四大大会(グランドスラム)通算20勝を誇る男子テニスのロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)は17日、2022年中頃の復帰を目標としていると明かし、華々しく引退する前に再び大きな試合でプレーしたいと話した。

 8月に40歳になったフェデラーは、長引く膝のけがの影響で今年は5大会の出場に終わり、現在は復帰に向けて取り組んでいる。

 来年1月の全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2022)出場は論外だと話したフェデラーは、5〜6月の全仏オープン(French Open 2022)、6〜7月のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2022)にも間に合わない見通しだという。

 フェデラーはスイス紙「24 Hours」と「トリビューン・ド・ジュネーブ(Tribune de Geneve)」とのインタビューで、「ウィンブルドンでプレーしていたらものすごく驚くだろう。つまりオーストラリアなんてもってのほか。これが真実だ」と話した。

「2022年夏の大会復帰」を目標としているフェデラーだが、それには「この4〜5か月がカギになる」と明かした。具体的には来年1月に軽いランニングを再開し、その後3〜4月に「テニスのようなトレーニング」を開始するという。

「最後にもう一度プロテニスプレーヤーとして何ができるのか見にいきたい」

「自分のやり方で、そしてコートの上でお別れができればと全員が思っている」

「そして終わりが近いことは重々承知しているが、またいくつか大きな試合でプレーしたい」 (c)AFP