【11月16日 CGTN Japanese】新型コロナウイルス感染症予防の最善策はワクチン接種です。中国各地は10月末から3~11歳の子どもへのワクチン接種を段階的に進めています。現在、国内で承認したワクチンには、1回の接種で済むウイルスベクターワクチン、2回の接種を必要とする不活化ワクチン、3回接種する組み換えタンパクワクチンという3種類があります。 3歳から17歳までの子どもを対象にした緊急使用ワクチンは不活化ワクチンのみで、シノファームの北京研究所と武漢研究所、そしてシノバックが開発したもので、1回目の接種後、3~8週間の間隔を置いて2回目の接種を受けます。この不活化ワクチンの安全性と予防効果について、研究開発の専門家グループは「3~11歳の子どもにおいて、18歳以上と比べて目立った違いがない」との結論を出しています。

 子どものワクチン接種は、住民無料接種政策に基づいて実施されます。未成年者が制限行為能力者であることから、保護者の同行が必要とされています。3~11歳の子どもが新型コロナワクチンを接種した後、もしその他のワクチンの接種が必要となる場合、14日間以上の間隔を置くことが必要です。また、もし先にその他のワクチンを接種する場合、14日以上たってから新型コロナウイルスワクチンを接種することが求められています。

 なお、今年5月11日に発表された第7回国勢調査結果によりますと、0~14歳の子どもは2億5338万人です。(c)CGTN Japanese/AFPBB News