【11月16日 AFP】2022年サッカーW杯カタール大会(2022 World Cup)欧州予選は15日、各地で最終節が行われ、グループCの欧州王者イタリアはアウェーで北アイルランドと0-0で引き分けた。他の試合ではスイスがブルガリアを4-0で下したため、イタリアは2位となってプレーオフに回ることになった。

 本大会の自動出場権を得るためには最終節でスイスと同じ勝ち点を挙げる必要があったイタリアだが、北アイルランドのゴールをこじ開けることができず、ホームで快勝したスイスがカタール行きの切符を手にした。

 欧州選手権(UEFA Euro 2020)決勝でイタリアに敗れたグループIのイングランドは、FWハリー・ケイン(Harry Kane)が15分間に4得点を挙げるなどし、アウェーでサンマリノに10-0で大勝して本大会出場を決めた。

 欧州では他にデンマーク、ドイツ、フランス、ベルギー、クロアチア、スペイン、セルビアのカタール行きが決定している。残る自動出場枠は16日に決まるグループGの一つで、オランダ、トルコ、ノルウェーに突破の可能性がある。他の出場国は3月のプレーオフによって確定する。

 イタリアは2018年のW杯ロシア大会(2018 World Cup)予選でもプレーオフに回り、そのときはスウェーデンに敗れ本戦行きを逃した。

 イタリアのロベルト・マンチーニ(Roberto Mancini)監督は、国営イタリア放送協会(RAI)に「今は受け入れるしかない。いつも試合を支配しているのに、なかなかゴールを奪えない。この試合までにグループでの戦いを終えておくべきだったから残念」とコメントした。(c)AFP/Barney SPENDER