【11月14日 AFP】2022年サッカーW杯カタール大会(2022 World Cup)欧州予選は13日、各地で試合が行われ、グループGのオランダはモンテネグロと2-2で引き分け、本大会出場決定は最終節に持ち越しとなった。キャプテンのビルヒル・ファン・ダイク(Virgil Van Dijk)は、後半の「最低」なパフォーマンスに「怒りを覚える」と憤った。

 敵地ポドゴリツァで勝利すればカタール行きを決めることができたオランダは、メンフィス・デパイ(Memphis Depay)の2得点でリードし、視界良好かにみえた。

 しかし82分にイリヤ・ブコティッチ(Ilija Vukotic)の代表初出場初ゴールで1点を返し望みをつないだモンテネグロは、その4分後にニコラ・ブノビッチ(Nikola Vujnovic)のヘディングで引き分けに持ち込んだ。

 イングランド・プレミアリーグのリバプール(Liverpool FC)に所属するファン・ダイクは、オランダ放送協会(NOS)で「後半のプレーぶりには怒りを覚える」とコメントした。

「チームは常にボールを保持したがる。攻撃してゴールを奪うサッカーをしたがる。だがサッカーには守備もある。われわれは今夜それをしなかった。組織はひどいものだった。ここで予選突破を決めなければならなかった」

 オランダはグループGの首位に立っているが、同日ジブラルタルに6-0で勝利したトルコとの差は2ポイントとなっている。

 オランダは最終節で16日にホームのロッテルダム(Rotterdam)にノルウェーを迎え、トルコはアウェーでモンテネグロと対戦する。

「モンテネグロには申し訳ないが、われわれは勝利するべきだった。2点リードしたのならなおさらだ」とコメントしたファン・ダイクは、「火曜日(16日)に(新型コロナウイルス対策の規制のため)無観客でノルウェーと戦う。今夜より大幅に改善しなければならない」と次戦を見据えた。(c)AFP