仏国旗の青、ブライトブルーからネービーブルーに 3年間気付かれず
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【11月16日 AFP】フランスのエマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)大統領が2018年に国旗の三色旗(トリコロール)の青の色変更を命じ、ブライトブルーから伝統のネービーブルーにしていた。ささいな変化のため約3年間気付かれなかったが、今秋出版された書籍「エリゼ・コンフィデンシャル(Elysee Confidential)」で明らかになった。
エリゼ宮(Elysee Palace、大統領府)関係者が15日、匿名を条件にAFPに語ったところによると、マクロン氏の演説の場に置かれる国旗は2018年から、エリゼ宮などに掲揚されるものは2020年からネービーブルーになった。
ネービーブルーへの変更は、1976年以前の伝統に回帰するもの。仏国旗の青は同年、青地に黄色の星を配した欧州旗に合わせて、当時のバレリー・ジスカールデスタン(Valery Giscard d'Estaing)大統領によってネービーブルーからブライトブルーに変更された。同関係者によると、パリの凱旋(がいせん)門(Arc de Triomphe)に掲揚される国旗は、一貫してネービーブルーとなっている。
同関係者は、ネービーブルーはフランス革命(French Revolution)や第1次世界大戦(World War I)、第2次世界大戦(World War II)で戦った英雄を「想起させる」と述べた。(c)AFP