【11月15日 AFP】21F1第19戦サンパウロGP(Sao Paulo Grand Prix 2021)は14日、決勝が行われ、10番グリッドからスタートしたメルセデスAMG(Mercedes AMG)のルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)がキャリア屈指のドライビングで優勝を果たし、総合首位に立つレッドブル(Red Bull)のマックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)を2位に抑えた。

 数ある逆境を乗り越えなければならなかったハミルトンは、第15戦ロシアGP(Russian Grand Prix 2021)以来となる優勝を成し遂げ、今季残り3戦となる中、総合順位でフェルスタッペンとの差を14ポイントに縮めた。

 ハミルトン、フェルスタッペンに次ぐ3位にはメルセデスのバルテリ・ボッタス(Valtteri Bottas)が入った。

 通算8度目の総合優勝を目指すハミルトンは「なんというレースだろう。チームもバルテリも素晴らしい仕事をしてくれた。ペナルティーがあったから、これまでで最も困難な週末だった」と振り返った。

「きょうのように差を埋められるなんて全く思っていなかった。とにかく絶対に諦めないし、闘うことをやめない。長いこと勝てていなかったから、初優勝のときのようだ」

 一方のフェルスタッペンは「きょうはできる限りの手を尽くした。良いバトルだったが、最終的にはややペースを落としてしまった。それでもとても楽しかった」と語った。

「僕らはまだ十分なリードを手にしているから、きょうはダメージを最小限に抑えたといった感じだ。これからのレースでより強くなって帰って来られると確信している」 (c)AFP