【11月11日 CGTN Japanese】中国は、11月11日に行われる一大消費イベント「ダブル11」を迎え、EC各社が販売拡大に全力を挙げる中、インターネットでは若者から「NO」の声が上がっています。国内のSNS「豆瓣」(フォローしている人のミニブログが読めるフィードと映画や本、音楽のレビューセクション、PRの機能などが主となる)内のグループ「消費主義逆行者」には30万人近くのメンバーが集まっており、購買行為を冷静に見つめています。

 立ち上げから約1年のこのグループのリーダーは、「当時、収納ケースを衝動買いしないようにというコメントを貼り付けた。というのは、手に入れたこれら収納ケースは、収納の問題を解決するどころか、新たな収納対象になるからだ。インターネットでこれ(衝動買い)について議論するグループが見つからなかったため、自ら立ち上げることにした」と述べました。

「消費主義逆行者」は、消費主義と対立する人たちが構成していることから、多くのネットユーザーから「不買組」と呼ばれていますが、衝動買いに疑問を持ち始めた人、お金を貯めてより重要なことに投じようとする人、自分の焦りをコントロールしようとする人、生活の本質に戻って内面の需要を大事にしようとする人たちです。「消費主義逆行者」に30万人近くのユーザーが加わっていることは、単に「買わない」が主張されるだけでなく、本当に求めたい暮らしについても真剣に考えるようになった動きがうかがえます。(c)CGTN Japanese/AFPBB News