【11月10日 CGTN Japanese】第4回中国国際輸入博覧会の一環として6日から開催されている中国輸入食品産業サミット、このサミットで発表された「2021中国輸入食品産業レポート」によりますと、中国の食品輸入量は今年1月から9月の間に1014億1000万米ドルに達し、前年同期比で29.8%増え、力強い回復力を見せているということです。

 またレポートでは、中国の食品輸入量は通年で20%以上の成長が見込まれており、中国国際輸入博覧会も成長の原動力となっていると示されています。

 中国食品・原産品・畜産物輸出入商会の于露(Yu Lu)副会長は「中国の食品輸入は、2020年以降、着実な増加傾向を示している。主な輸入食品には、国民の食卓に関わる肉類、乳製品、水産物、果物なども含まれている」と話しています。

 第4回中国国際輸入博覧会に参加した食品事業者は、中国市場の大きな可能性に期待を寄せています。キウイフルーツの生産・販売で知られるニュージーランドのゼスプリ・インターナショナル社のダニエル・マティソンCEOは「中国は私たちにとって世界で最も重要な市場だ。中国は約10万トンのキウイフルーツを輸入しており、これはニュージーランドにとって約8億ドルの収益に相当する」と強調しました。

 在上海デンマーク総領事館のヤコブ・リヌルフ総領事は「今年は規模を拡大し、デンマークの食品ブースは500平方メートルとなった。デンマーク企業30社以上がデンマークのおいしい食品を紹介している」と語りました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News