【11月7日 AFP】21-22フィギュアスケートグランプリ(GP)シリーズ第3戦、イタリア杯(Gran Premio d'Italia 2021)は6日、イタリア・トリノ(Turin)で男子シングル・フリースケーティング(FS)が行われ、「グラディエーター(Gladiator)」を演じた鍵山優真(Yuma Kagiyama)は197.49点を記録し、合計278.02点でショートプログラム(SP)7位から逆転優勝した。

 SPで4位につけたロシアのミハイル・コリヤダ(Mikhail Kolyada)が合計273.55点で銀メダルに輝き、イタリアのダニエル・グラスル(Daniel Grassl)は合計269.00点で3位に入り、GPシリーズで初めてメダルを獲得した。

 世界選手権(ISU World Figure Skating Championships 2021)銀メダルの鍵山は、SPはミスが相次いで出遅れたが、FSでは見事に立て直した。

 18歳の鍵山は、「さっき自分が1位になったと知って、すごくビックリしている。優勝しようとか、良い点数を出そうとかなく、特に気にしていなかった。SPの後は心の切り替えが難しくて、どう立ち直れば良いのかを朝の公式練習のときも考えていた」とコメントした。

 友野一希(Kazuki Tomono)は合計245.11点で6位だった。(c)AFP