【11月7日 AFP】21-22フィギュアスケートグランプリ(GP)シリーズ第3戦、イタリア杯(Gran Premio d'Italia 2021)は6日、イタリア・トリノ(Turin)で女子シングル・フリースケーティング(FS)が行われ、世界フィギュアスケート選手権(ISU World Figure Skating Championships 2021)女王のアンナ・シェルバコワ(Anna Shcherbakova、ロシア)が165.05点を記録し、合計236.78点で優勝した。

 GPシリーズ初出場のマイア・フロミフ(Maiia Khromykh)がFS154.31点とし、合計226.35点で2位に入り、ロシア勢がワンツーフィニッシュを果たした。

 ショートプログラム(SP)で首位に立ったルナ・ヘンドリックス(Loena Hendrickx)のFSは145.53点で、合計219.05点で3位に入り、GPシリーズでベルギー勢初のメダルに輝いた。

 FSのパーソナルベストを更新した17歳のシェルバコワは、「この大会の最大の目標は、4回転ジャンプが戻ったのを証明することで、その目標は達成した。SPではいくつかミスがあったので、そこは修正に取り組みたい。SPはどんなときもクリーンである必要があるが、きょうの演技には満足している」とコメントした。

 日本勢は三原舞依(Mai Mihara)が合計214.95点で4位、宮原知子(Satoko Miyahara)が合計209.57点で5位だった。

 アイスダンスでは通算4度の世界タイトル獲得を誇るフランスのガブリエラ・パパダキス(Gabriella Papadakis)/ギヨーム・シゼロン(Guillaume Cizeron)組が合計220.06点で優勝した。

 世界選手権で2位だった米国のマディソン・ハベル(Madison Hubbell)/ザカリー・ダナヒュー(Zachary Donohue)組が銀メダル、ロシアのアレクサンドラ・ステパノワ(Alexandra Stepanova)/イワン・ブキン(Ivan Bukin)組が銅メダルを獲得した。

 ペアでは中国の隋文静(Sui Wenjing)/韓聰(Han Cong)組が合計224.55点で優勝。同じく中国の彭程(Peng Cheng)/金楊(Jin Yang)組が2位、ロシアのイリーナ・アルテミワ(Iuliia Artemeva)/ミハイル・ナザリチェフ(Mikhail Nazarychev)組が3位だった。(c)AFP