【11月5日 AFP】五輪2大会連続の金メダルに輝くフィギュアスケート男子の羽生結弦(Yuzuru Hanyu)が右足関節靱帯(じんたい)損傷のため、今月12日から14日まで開催されるグランプリ(GP)シリーズ第4戦のNHK杯(NHK Trophy 2021)を欠場することが、4日に発表された。

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 開幕までわずか3か月となっている来年2月の北京冬季五輪で3連覇を目指している羽生は、日本スケート連盟(Japan Skating Federation)の公式ウェブサイトに掲載されたコメント文で、転倒して右足首を痛めたと明らかにした。

 羽生は自身の今季GPシリーズ初戦となる予定だったNHK杯の欠場を余儀なくされ「とても悔しく」思うとしながらも、具体的な復帰時期については触れずに「今は少しでも早く、氷上に立つこと」を目指すとつづった。

 26歳の羽生は2018年平昌冬季五輪のわずか数か月前にも、練習中に同じ右足首の靱帯を痛めた。大会連覇は絶望的かと思われたが、本番前3か月間の離脱を経て優勝。大会後にはけがは完治していなかったと明かしていた。(c)AFP